皆さんこんばんわ。20代も半ばだというのに「今年成人式ですか?」と訊かれる程の童顔で有名な私こと負け犬です。
朗報です。
隔週で水曜日にお休みを貰えることになりました。
ひゃっほーい助かったー!
週休1日はやっぱきついよね。
隔週とはいえあるないでは大違いだよホントに。
今回は夏の定番である心霊ネタです。
夏といったら心霊、お約束ですね。
今日は私が実際に体験した心霊かもしれない出来事を書いていきます。
「それ心霊でもなんでもないじゃん」と言われてしまうと何も反論できないぐらい心霊かどうか疑問なところですが、とりあえず書きます。
注意!!
心霊かどうか疑問ではありますが、怖い系の話が苦手な方はここで回れ右でお願いします。
苦手な方は私の書いた他の記事をみてくれると嬉しいです。
『ぼっちツーリングしてみる』等で馬鹿な負け犬を笑ってやってください。
それでは逝きます。
※このお話はノンフィクションです。
登場する人物名、団体名、地名などは架空のモノではないかもしれません。
たぶん。
あれは、とある田舎の冬の日のことでした。
当時小学生だった私はA君と一緒にB君の家に遊びに行きました。
その帰り道のことでした。
私とA君の家は近所なので、帰り道はほぼ同じ。
なので私はA君と一緒に帰宅していました。
その時の時刻は大体午後6時くらい。
外で夢中になって遊んでいたらこの時間になってしまいました。
冬なので辺りは真っ暗です。
負け犬「今日B君に泥棒扱いされたよ、失礼しちゃう。」
A君「そりゃそうだよ。負け犬君が鍵のかかった窓を外から解錠して窓から侵入するのが悪いんじゃん。」
負け犬「だってB君が家じゅうの鍵をしめて俺らのことを閉め出すから悪いんじゃん。」
負け犬「俺は悪くねぇ!」
小学生が窓を外から開けて不法侵入する。
我ながらとんでもねぇガキですね。
今思えばこの時からすでに私の落ちこぼれ人生が始まっていたのかもしれません。
そんな物騒な話をしていると、いつも通る裏道の入り口まで来ました。
B君の家に遊びに行くときは必ず通る道です。
大通りから外れてしまいますが、その道はあまり車も通らないので通学路にもなっているくらい安全な道でした。
入り口から出口までの距離は大体200メートル程。
道幅はあまり広くなく、車が1台なんとか通れる程度です。
私の生息地は田舎なので、大通りですら街灯があまりありません。
なので当然その裏道にも街灯はほとんど無く、裏道の出口にオレンジ色に光るあまり明るくない街灯がひとつあるだけでした。
いくら私とA君の自転車にライトがついているといっても古い自転車なのでかなり暗いです。
そんな暗い裏道に2人で入った時でした。
A君「どうすれば窓を外から開けられるの?」
負け犬「ちょっとコツがあるんだ。窓をこんな感じに・・・ん?」
A君「どうしたの?」
負け犬「ねぇ、あそこに誰かいるよね?」
大体200メートル先。
裏道の出口の暗く光るオレンジ色の街灯の所に誰かいます。
遠いうえに暗いのでよくわかりませんが、女の子のようです。
女の子は顔をそむける事無くじっとこちらを見ているようです。
A君「え・・・なにあの子」
負け犬「よく見えないけど、こっちをじっと見てない?」
そんな話をしながら私たちは自転車をこぎます。
100メートル程進み、距離は残り半分。
女の子はまだこちらをじっと見ています。
この辺まで進むと女の子の姿がある程度見えるようになりました。
女の子の服装は白いシャツと赤いスカート、肩に触る程度の長さの髪に赤いランドセルを背負っていました。
まだ午後6時とはいえ冬にその服装は寒いんじゃないかな?と思いつつオレンジ色に照らされた女の子に向かって進んでいきます。
A君「あまり見覚えがないけど誰だろう?」
負け犬「俺達の学校の子じゃない・・よな?」
当時の私が通っていた小学校は各学年に1クラスしかない小さな学校です。
1年生~6年生合わせて6クラスです。
おまけに1クラス20~30人程しかいないので顔を見れば誰かなんてすぐわかるはずなんですが、誰か全然わかりませんでした。
更にもう一つ、私の小学校ではないと思った理由がありました。
それはヘルメットです。
私の小学校は自転車に乗るときだろうと歩いて下校するときだろうとヘルメットの着用を義務づけられていました。
ですが、その女の子は頭に何もかぶっていませんでした。
他の小学校はこの近くには無いため、こんな裏道に1人で立っている女の子なんて正直かなり不気味だった覚えがあります。
更に50メートル程進みました。
出口まで残り50メートルほどです。
女の子はまだこちらをじっと見ています。
ここら辺までくるともう私とA君は馬鹿話をする余裕がなくなりました。
女の子は1度も目をそらすことなくじっとこちらを見ています。
そして女の子の顔がはっきりわかる距離まで来ました。
負け犬「・・・・ごくり」
A君「・・・・」
女の子「・・・・」
女の子の顔はかなりきれいでした。
可愛い系ではないです。
きれい系ですね。
まるで人形のようにとても整った顔でした。
しかし、整った顔で、しかも真顔で穴が開くほどじっとこちらを見てくるのでかなり怖いです。
例えるなら、暗い部屋で飾っておいた人形と目が合ってしまうような怖さです。
歳はおそらく当時の私とあまり変わらない程度だったと思います。
女の子はただじっとこちらを見ているだけで、何かしてきたりはしませんでした。
無事に女の子の横を通り過ぎた私たちは何度か後ろを振り返って女の子の様子を見てみました。
オレンジ色に照らされた女の子は、私たちが見えなくなるまで目をそらすことなくずっとこちらを見ていました。
負け犬「滅茶苦茶怖かった。」
A君「ずっとこっちを見てたね。あの子」
A君「なんだったんだろうね?」
負け犬「わからない。ただ、俺気づいたことがあるんだ。」
A君「え、な・・・何?」
負け犬「・・・・・」
負け犬「俺たちいつも外で遊んでるじゃん?」
負け犬「たまにはお人形さん遊びするのも面白そうだと思ったんだ!」
負け犬「どうよ?」
A君「頭沸いてんのか?」
ちなみに
後日また何度もあの裏道を通ったのですが、女の子はあの日以来1度も見ていません。
ということで今回はここまで。
心霊かどうか微妙だったと思いますが勘弁してください。
何度もいいますが、このお話は実話です。
それではまた次回(^o^)/