皆さんこんばんわ。一年中せきをしていることで有名な私こと負け犬です。
働いていると色々な人と会いますよね。
良い人もいれば嫌な人もいるかと思います。
私はコミュ障なので出来れば人と関わる仕事はしたくないです。
しかし、大抵の仕事は人と関わるのを避けることは出来ないと思います。
私の仕事である自動車整備士も例外ではありません。
あ~やだやだ。
部屋に引きこもりたい。
私の仕事はお客さんの車の整備ですのでどう足掻いてもお客さんと接することになるんですよね。
そこで今回は私が今まで見てきたお客さんで、特に『この人嫌な感じだな』『厄介なタイプだな』と思ったお客さんを整備士目線で語ります。
名付けて『関わりたくない厄介な客ランキング トップ5』です。
私の独断と偏見で選んだ嫌な客をランキングにしてみました。
1位~5位まであります。
では逝ってみましょう。
まずは注目の5位
『外車に乗っているなんちゃってお金持ちさんなお客さん』です。
厄介度
☆☆
このお客さんは『最近臨時収入が入ってお金に余裕があるし、外車でも買うか!』
というタイプの人です。
別に外車(海外メーカーの車)を買うのが駄目ってわけではないです。
何が悪いのかと言うと、外車の維持費を舐めているところです。
外車は国産車よりも車体価格が高いだけでなく、修理の際の部品代も異様に高いです。
なので、このテのお客さんは故障したときの修理代を見て『え!!こんなに高いの!?』とビビります。
次に『なんでこんなに高いの?』『もっと安く出来ないの?』と言い出したり、しまいには『普通に乗れて、車検も通るなら直さなくてもいいや』と問題の先送りをし始めます。
そしてしばらく経つと前に直さなかった箇所が原因で車の調子が悪くなり、取り返しのつかない状態(廃車)になるのがお決まりのパターンです。
直す直さないはお客さんの自由なのでどっちでもいいんですが、そういうお客さんに限って困ったことをするんですよ。
その困る行為とは、最初に『修理費はこれぐらいかかりますよ』と見積もりを渡すと『ちょっと考えさせてください』と言って1週間~2週間ほど考え込むことです。
その1週間~2週間の間ずっと会社の作業場に車が置きっぱなしになるので正直かなり邪魔です。
しかも結局直さないで廃車にしてしまうお客さんも珍しくないです。
直したいから来たんじゃないの?何がしたかったんや?と言いたくなります。
外車は確かにカッコいいと思いますし、国産車だろうが外車だろうが何に乗ろうと個人の自由だと思います。
しかし、いくらカッコイイ高級外車に乗っても修理の際に『お金無いから直さなくていいや』と情けないことを言い出してはカッコイイ車が台無しです。
外車を買うなら維持費のことも考えて買わないと後で痛い目見るよ☆
迷言
高級車に乗ってる人がケチくさいことを言ってはいけない
ではドキドキの第4位
『普段滅多に顔を出さないお客さん』です。
厄介度
☆☆☆
車の点検もお手入れも全くせず、車検の時しか整備工場に顔を出さないタイプのお客さんです。
このタイプは車に全く興味の無い人、特に女の人に多いです。
普段車のオイル交換もしないため、エンジンが壊れてしまい廃車になってしまうことが多いです。
また、車が調子悪くても乗り続けてしまうため、整備工場に修理を依頼しに来たときは既に手遅れ(廃車)だったことも少なくないです。
普段点検とかに来ないからこちらとしては仕事が減って楽なんだけど、 来たらとても厄介な仕事を持ってくるお客さんです。
まるで嵐が来たようですよホント。
確かに、車の知識が無い女の人に『普段から点検して、何か異変があれば整備工場に来てくれ』
といっても難しいものがあります。
なので定期的にお店で点検してもらうか、『なんかいつもと違う気がする』と思ったら整備工場に行きましょうね☆
迷言
奥さん、車の点検は車の買い替えよりは安く済みますぜ。
関わりたくないお客さんランキング3位は
『車内を土禁にしているお客さん』です。
厄介度
☆☆☆☆☆
土禁とは、車内に入るときは靴を脱いで入らなくては駄目(土足厳禁)という意味です。
もちろん運転席も例外ではないです。
生足でアクセルやブレーキを踏みます。
これは20~30代に多いです。
たまに40代以上の人もいます。
私が今まで見てきた限りだと、土禁にしている人には共通点があります。
それはお客さんがオラオラ系の人だということです。
わかりやすく言えば、『俺は昔やんちゃしてたぜ、今は丸くなったぜ』と言い出した後に『昔の俺はこんなことやったんだぜ!』と自分の武勇伝を語りだすような感じの人です。
個人的にあんまり関わりたくないです。
もしこの記事を読んでいる方で土禁にしている方がいたらごめんなさい。
でも土禁にしている車で俺みたいなコミュ障根暗野郎が乗っているのは見たことないよ?
大抵不良っぽい人だよね。
そういう人が乗ってる車は変にカスタムしてあって点検や修理といった作業がしづらいので、出来ればやりたくないです。
車に乗るにもいちいち靴脱がないといけないし。
ぶっちゃけめんどくさいです☆
迷言
生足でブレーキ踏むの気持ち悪くないの?
いよいよ大詰めの第2位
『半端に知識があるお客さん』です。
厄介度
☆☆☆☆☆☆☆☆
このお客さんは昔良い車に乗っていたり、バイクに乗っていたことがある人に多いです。
30~50代の人に多いです。
このタイプのお客さんは普通の人よりは車の知識を持っています。
整備工場に来た際は事務所で大人しく座って待つことをせず、私達が仕事している作業場に乗り込んで来ます。
作業場に来て何をするかと言うと、自分の持っている知識を得意気に語りだします。
『俺の車は⭕年式だからここがこうだよな』『ここを直すときはこうすればいいんだぞ』
等といった知識を仕事中の私達を相手に語ってきます。
しかし私達も車の整備が仕事なので、言われるまでもなくわかっています。
ていうかこっちは仕事してんだから話しかけてくるのやめて。
あまりに話しかけてくるので仕方なく会話をします。
お客さんが車の専門的な話をふってくるので、こちらも
『そうですね、ここはこうであれはこうですよね』
という感じで専門的な会話の返しをします。
するとこのテのお客さんは
『あ・・うん、そ、そう・・・だよね』
と最初の元気がなくなり、最後は空気になります。
いくら知識があるといっても素人に毛が生えた程度なので、こちらの話についてこれなくなるのです。
話についてこれないならなんで話をふってくるかな?
結局空気になるなら最初から空気になっていてくれ。
更にひどいお客さんだと『車の整備ぐらい自分で出来るけど、やるの面倒だから来てやったぞ』みたいな感じに言う人もいます。
すげー感じ悪いよな。
知識の自慢は他所でゆっくりやってね☆
迷言
知識を自慢する相手はしっかり選んだ方がいいぜ?
そしてついに堂々の第1位
『車への愛が強すぎるお客さん』です。
厄介度
MAX
いやーこのタイプのお客さんはマジ厄介です。
どういうタイプなのかというと、車を異常に大事にするお客さんです。
車に関する趣味を持っている人が多いです。
整備士である私が見ても『そこまですることはないんじゃないの?』と言いたくなるほど車に愛を注ぎます。
30代~50代の人に多いです。
少しでも車に傷や汚れがつこうものならすぐにクレーム(苦情)をつけてきます。
しまいには『車内の荷物が少し動いてるんだけどどういうこと?』とまで言ってきます。
車に積んである車検証を出したり応急用タイヤを点検したりするとどうしても荷物を動かさないといけないんですよ。
だからそれぐらいは大目に見てよって言いたい。
それとこのテのタイプは車を異常なほど綺麗にします。
洗車をしたら必ずワックスで磨いています。
凄い人は車の下に潜って車の下をワックスで磨いたりします。
そこまでする意味ある?
もちろん車内もワックスで磨いてピカピカです。
うかつに触ると手が少し油っぽくなります。
更に車の知識も普通の人よりあります。
第2位のお客さんよりも知識量が豊富です。
素人に毛が生えすぎてふさふさになってしまったレベルです。(ただし実際に整備できるとは限らない)
なので車検や修理の際にかなり細かく注文をしてきます。
作業が終わった後も『どういう作業をしたか』『どんな部品を交換したか』『何故この作業をしたのか』等をうんざりするほど細かく訊いてきます。
正直ここまでいくとただの変わり者なんじゃないかなと思う時があります。
そういう人なのでこちらも凄い気を使って作業するので凄い疲れます。
もちろん普通の良いお客さんの車も気を使っていますよ?
車を大事にするのは良いことだけど、何事にも限度があるぞ☆
迷言
強すぎる愛は世界を滅ぼす
これでランキングは終了です。
楽しんでもらえたなら幸いです。
皆さんの会社にはどんな厄介なお客さんが来ますか?
気が向いたら教えてくれると嬉しいです。
ということで長くなりましたが今回はここまで。
それではまた次回(^o^)/