皆さんこんばんわ。死んだ魚の目をしていることで有名な私こと負け犬です。
休み明けの仕事って信じられないくらいしんどいですよね。
・・・しんどいですよね?
え?私だけですか?
そんなことない・・・ですよね?
私だけではないと信じたい今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私はなんとか元気です。
私は自動車整備士として働いています。
自動車整備士はお客さんのレスキューに行くのも仕事のうちです。
車が突然動かなくなったり、事故ったなどでお客さんが電話で助けを求めてきたとき、車を積むことのできるトラックに乗って助けにいきます。
色々なお客さんを助けに行きましたが、車が動かなくなる原因も色々ありました。
バッテリーがあがった、スターター(エンジンかけるときキュルキュルいうやつ)が壊れた、事故って動けなくなったなど色々です。
なかでも結構多いのがタイヤのパンクやバーストによって動けなくなるパターンです。
タイヤのパンクとバーストの違いがわかっていないお客さんも多いので、一応説明すると
パンク→釘などが刺さってタイヤに穴があくこと
バースト→タイヤの劣化、ぶつけたなどが原因でタイヤが裂けてしまうこと
これがパンクとバーストの違いです。
話を戻します。
タイヤのパンクやバーストで車が動けなくなり、トラックでの救助要請をしてくるお客さんは結構多いです。
パンクやバーストでの救助要請を受けると私の上司は
「これじゃなんのために応急用タイヤがあるのかわかんねぇよな」
と、ボソッと言います。
車に乗っている方は知っているかも知れませんが、車にはタイヤがパンクしたときのために応急用タイヤと工具が備えてあります。
これが応急タイヤです。
応急タイヤへの交換手順は車の説明書に書いてあります。たぶん。
車種によっては応急用タイヤではなくパンク修理道具が備えてあるものもあります。
パンク修理道具の場合はパンクにしか対処できません。
そんなわけで、応急用タイヤがあれば車のタイヤがパンクしようがバーストしようが運転手がその場で自力で対処できるようになっています。
できるようになっていますが、
自力で対処できたお客さんを見たことない
タイヤがパンクやバーストしたお客さんで
「なんとかその場で自分で応急用タイヤに交換できたよぉ♪あ~良かった☆」
というお客さんは今まで一人も見たことありません。
「あ~タイヤパンクしちゃったよ~どうすっかなー・・お!応急用タイヤがあるやんけ!」
「でもな~ワイ、タイヤ交換したことないねん」
「だからできる気がせぇへん。説明書?何それ?美味しいの?」
「まぁええ、自動車屋さんをデートに誘っちゃる。早速ラブコールや!!」
というのがお決まりのパターンです。
応急用タイヤが車に備え付けてあっても実際に使うことができない人がほとんどです。
なので私の上司はパンクでの救助要請があるたびに
「これじゃなんのために応急用タイヤがあるのかわかんねぇよな」
とぼやくわけです。
私は自動車整備士なので上司の気持ちはわかりますが、 お客さんの気持ちもわかります。
整備士側としては、応急用タイヤは飾りじゃないのだからいざという時にちゃんと活用してほしいと思うものです。
『備えあれば憂いなし』とはいっても、備えたものを使うことができなくては意味がありません。
しかしお客さん側としては、まともにタイヤ交換なんてしたことないだろうし、工具だってまともに使ったことないと思われます。
いくら説明書にタイヤ交換の手順が書いてあってもなかなか出来ませんよね。
下手にやっても危ないだろうし。
こうして整備士側とお客さん側両方の立場を考えるとなかなか難しい問題ですね。
自動車メーカーはこの件についてどう考えるのだろうか。
低燃費だの安全装置だのに夢中になるのも結構ですが、ちょっとしたトラブル程度なら誰でも簡単に対処できるように応急手段をもっと工夫してほしいなと私はメーカーさんに言いたくなります。
工夫といってもなかなか難しいとは思いますけど、そのほうが運転する人も安心ですし整備士も手間がかからなくていいと思うんですよ。
・・・・・。
あんらぁ?
今日の俺まともなこと言ってね?
どうしちゃったの俺?
今日は仕事始めだったから疲れちゃったのかな?かな?
でも残念、明日もお仕事で~す☆
ちくしょうめ
ということで今回はここまで。
それではまた次回(^o^)/