皆さんこんばんわ。体の骨がやたらボキボキ鳴ることに定評のある私こと負け犬です。
今回は『ロクでもない思い出』第2弾でございます。
私が体験したロクでもないことを意味もなく書いていきます。
今回もK君のお話です。
注意
今回も前回同様に痛い表現や流血表現が多少含まれます。
ご注意ください。
前回はこちら
それではいきます。
このお話は前回のお話(K君が音楽室のガラスに突っ込む)の数ヶ月前のお話です。
当時は小学生だった私は友達5~6人と一緒に森のなかで秘密基地を作って遊んでいました。
森のなかにちょうどいい広場があったんですよ。
ご存じの方もいると思いますが、森のなかの広場は不法投棄がつきものです。
よく粗大ゴミが捨てられています。
ブラウン管テレビとか自転車とかタイヤとか模造刀とか。
私達はそんな粗大ゴミの横で遊んでいました。
するとH君が『なんか良い物ないかな』と言ってごみを漁りだしました。
H君はとても面白い友達で、みんなのムードメーカー的な存在でした。
そんなH君が面白そうだと言ってごみの山から持ってきた物、それは自転車の荷台でした。
こんな感じです。
わかりづらいですが許してください。
H君は自転車の荷台を上に投げて遊びだしました。
荷台が落下した際にたまに地面に荷台が突き刺さるのが面白かったようです。
私と他の友達はH君の近くにいると危ないと思い、H君とは離れたところで秘密基地作りを再開しました。
そんなときでした。
K君が来てしまったのは。
K君はその日用事があったので、私達とは後で合流することになっていました。
なのでK君が来たのは不思議ではありませんでした。
しかしタイミングが最悪でした。
H君が荷台を投げて遊んでいた場所は広場の入口付近でした。
私達は広場の奥にいました。
そしてK君は当然広場の入口からこちらに駆け寄ってきました。
運悪く、H君が上に荷台を投げたタイミングで。
そして更に運悪く、何も知らないK君は荷台の落下地点に走って来てしまいました。
更に更に運悪く、荷台はとがった部分が下向きの状態で落ちてきました。
私達が『あっ・・・』と思った時にはもう遅かったです。
自転車の荷台は、無情にもK君の頭に刺さりました。
K君の頭に荷台が落ちた時は嫌な音が鳴り響きました。
なんて言えばいいんだろ?
こう・・・スイカ割りをしたときみたいな鈍い音がしました。
K君は悲鳴をあげ、その場でのたうち回りました。
あの時も滅茶苦茶焦ったなぁ。
皆で慌ててK君の所に駆け寄るとK君の近くに血が飛び散ってたし。
荷台にも血がついていたし。
私達が駆け寄った後もK君は少しの間のたうち回ってましたが、突然私たちに向かって頭を向けてこう言いました。
『俺の頭今どうなってる!?血出てる!!?』
あの時のK君の頭はグロかったです。
血がドクドク出てました。
私はK君になんて答えていいかわからなかったので、とりあえずこう言いました。
すげー血出てるね、ぐちゃぐちゃだよ☆
K君発狂
過去も現在も未来も気がきかないことでお馴染みの私こと負け犬です。
いやホントになんて言っていいかわからなかったんだって。
気がついたらありのままのことを言ってた。
発狂したK君は大声でわめきだしましたが、なんとか落ち着かせてそのまま帰宅し病院へ行きました。
頭を針で縫う大けがだったそうです。
その後H君はもちろん、その場にいた私たちもいろんな人に怒られました。
まぁ仕方ないね。
怪我させたのはH君だけど、H君を止めなかった私達も悪いよね。
次に姿を見せたK君は頭に治療用のネットをかぶっていました。
そのネットがメロンなどの果物についているネットに似ていたので、K君はしばらく『マスクメロン』と呼ばれていました。
怪我したうえに変なあだ名をつけられるなんて、K君・・・散々だな。
かわいそうに。
K君のこの怪我は1、2ヵ月ほどで治ったのですが、治った数ヵ月後に音楽室に突っ込み大怪我することをこの時はまだ誰も知らない。
K君、なんて不幸な子!
ということで今回はここまで。
K君今はどうしてるかな。
大怪我してないといいな。
それではまた次回(^o^)/