皆さんこんばんわ。清水寺から飛び降りるぐらいの心の準備をしないと店員さんに話しかけられない人見知りで評判の私こと負け犬です。
GW中の私は相変わらず何も予定の無い暇人状態だったので、相棒に乗って一人孤独に遠出をしてみることにしました。
行き先はこちら
茨城県の袋田の滝です。
ここに来た理由?特にないです。暇だったのと、なんとなく思いついたので来てみました。
ここに来る途中にトイレによった道の駅に相棒を停めておいたらいつの間にか鳥の糞が景気良くついておりました。
先行き不安です。
いい景色ですねぇ。天気もいいので絶好の観光日和です。
川も透き通っていてきれいです。
写真では全然わかりませんが、実際に見てみるとこの川にはたくさんの魚が泳いでいるのが見えます。
この鯉のぼりは年中ここに吊るされてるのかな?それとも今は5月だからかな?
ちなみに相棒はお土産屋さんの駐車場の片隅に無料で置かせてもらいました。
無料で置かせてくれるなんてめっちゃ優しいなと思っていたら、店員さんに
「ここに無料で置かせる代わりにうちの店で何か買い物をしてください」
と言われました。
まぁそりゃそうだよね、仕方ないね。
ということでお昼ご飯はこのお店で食べることにします。
では散策に行くとしましょう。
少し歩くと岩場が見えてきて、その近くにつり橋がありました。
このつり橋、結構揺れます。
高い所が苦手な方にはつらい仕様になっています。私は高い場所はそこまで苦手ではないので意味もなく誇らしげに渡りました。
本日の主役、袋田の滝です。
私は普段家にこもってばかりの駄目人間なので、こういった大きい滝を生で見るのは生まれて初めてです。柄にもなく感動してしまいました。
この写真は先ほどの橋の上から撮ったのですが、他の方が渡るたびに揺れまくるので橋に揺られながら撮影しました。
滝をもっと良い位置から眺めるために、300円の入場料を払いトンネルを通って高台に移動します。
トンネルの中によくわからん社みたいなのがありましたが、人がいっぱいいたのでスルーしました。
GWだからどこに行っても混んでいるな。皆家族や恋人と一緒に来ているというのに俺は一人寂しく観光か・・・あれ?目から汗が出てきたぞ?
高台に着いたので写真をパシャリ。
迫力のある景色です。水の流れる音も凄いです。
もう一か所別の高台があるみたいなのでそこにも行ってみましょう。
ちょっと滝から離れてしまいましたが、その分滝の全体を見ることができます。
しかしでかい滝だなぁ。
あとこの滝、なんか恋愛の聖地らしいです。
その辺に貼ってあったビラに書いてありました。
ほんとかどうかは知りません。
滝だけでなく山の景色も凄いです。私の生息地も田舎ですがこれほどの景色の場所は無いです。
こういう風景を眺めていると普段の仕事の嫌なことを忘れそうになりますが残念ながらそうもいきません。
私の場合は楽しい時間の最中に仕事のことを思い出してしまい、憂鬱になりながら楽しい時間を楽しみきれずに過ごします。
悲しいことにこのときもそうでした。orz
滝も見終わったので若干憂鬱になりながら戻ってみるとつり橋の近くに鉄の階段を発見しました。
どうやら滝を上から見下ろせる場所に通じてるっぽい。
これは俺を誘ってるとしか思えないな←誰も誘ってない
いいだろう。その誘いにのって階段を上がってやる!
パッと見そんなに段数もないし楽勝だろ。
この後、調子にのって階段を上がってしまったのを後悔することを、この時の俺は知るよしもない。
歩いて行くと鉄の階段から石段になりました。
段の形も不揃いなため歩きにくいです。
ちなみにこの時点でちょっと息切れしていますが、まだ元気です。
結構歩いてきましたがまだ滝が見えません。
滝もでかいからもう少し登らないと見下ろせないんだろうなと思いながら黙々(ぜぇぜぇ言ってるけど)と登ります。
最近ジョギングを始めたからもう少し体力あると思ったんだけどなぁ。
さらに歩いてようやく見えてきましたが
思ったよりもしょぼい景色だな!
ここに来るために結構歩いたんですけど・・・なんか思ってたのと違う景色にちょっとがっかり。
まだ上に続く階段があるので登るかどうか迷っていると、近くにいた人達がどんどん登っていくではありませんか。
その光景をみて [もしかしたらこの上にまだ絶景スポットがあるのではないか] と思った私はせっかくここまで来たんだからもう少し登ってみようと決意し、さらに上に登ることに。
ここからが辛かったよ。WELCOME TO HELL!
さらにしばらく登ると見晴らしの良い所に出ました。
ここに来る途中に家族で登っていた人達を見かけたんですが、その家族のお母さんが
お母さん「ママもう無理ー。ママもう無理ぃぃぃ!」
と叫んでいました。
なんとかしてあげたい所ですが私にはどうすることもできないため、叫んでいるママを華麗にスルーして先に進みました。
ちなみに私もきつくてきつくてしょうがなかったので私も一緒に
負け犬「負け犬もう無理ーーー!」
って叫びたかったです。
登っても登っても出現する階段。
汗だらだらで普通に吐き気に襲われたのでここで少し休憩していたら、夫婦と思われる40代ぐらいの二人組が登ってきました。
そのお二人は山に登る準備万全って感じでした。
お二人の装備
頭・・・帽子(日射病耐性+補正)
顔・・・サングラス(晴れた日の視界確保)
手・・・登山用?の杖(足の負担軽減)
胴・・・通気性の良さそうなスポーツTシャツ(熱中症耐性+補正)
腰・・・通気性の良さそうなスポーツパンツ(熱中症耐性+補正)
足・・・スポーツ用?のシューズ(俊敏性+補正)
道具・・・大きいリュック(とりあえず+補正)
飲み物・・・水筒(熱中症耐性+補正 水分補給による精神力の回復)
対して負け犬
頭・・・なし(日射病耐性-補正)
顔・・・なし(普通に眩しい)
手・・・脱いだ上着(俊敏性-補正)
胴・・・普通のTシャツ(通気性は別に良くない)
腰・・・ジーパン(俊敏性-補正)
足・・・スニーカー(俊敏性-補正)
道具・・・小さいリュック(財布とカーナビが入っているためパンパン)
飲み物・・・なし(熱中症耐性-補正 カラカラに渇くことにより精神力の常時減少)
戦闘力が違いすぎる
あれ?俺無事に山から出られるのかな?
ていうかこんなに長い道のりだとは思わなかったよ・・・こんなことなら途中で戻ればよかった。
ここまで来てしまっては登らないわけにはいかないし。
マジで熱中症にならなきゃいいけど。
そんな不安を抱えつつ、日差しがあって暑い中水分補給をしないで(飲み物持ってないから出来ない)汗をだらだら流して歩き続けました←とても危険なので絶対に真似しないでください(こんな馬鹿なことする人もいないと思いますが)
そしてついに頂上に到達しました。
頂上で負け犬が見たものは
何もねぇんかい!!
え?マジで何もないよ?せっかく苦労してここまで登ってきたのに何もないよ?
おまけに見晴らしも良くないから景色も楽しめないよ?え?俺何のために登ってきたの?
・・・マジか!!?
はぁ~~次は山を下りるんだろ?もうかなりヘトヘトなんですけど。
ほら見てよこの階段、絶望しかないよ。
まぁ下りるしかないから下りますけど。
ここから下りると登ってきた場所の反対側に行きそうだけどべつにいいか。
というわけで下ります。
うわーい・・・エッグイ角度の階段だね・・。
この建物、写真では見えませんが馬鹿でかい蜂の巣がくっついていました。
当然蜂はいないと思いますが、ビクビクしながら歩いていきます。
建物を通り過ぎて少し歩くとなんだかよくわからんお地蔵さまと鐘が出現しました。
この鐘鳴らしてもいいのかな?怒られるか?鳴らしてみたいけど無難にやめておくか。
お地蔵さまの前に水の入った石の器がありました。私は汗ダラダラで喉がカラカラな状態なので飲めそうなら飲もうかなとも思いましたが、もちろん飲めそうにない水だったのでやめておきました。
ていうかもし飲める水だったとしても飲んだら罰があたりそうだ。
このあたりから全然汗がでなくなり、思考も [もしこんな時に可愛くて優しい彼女が「大丈夫?これ飲む?」って言って自分の飲みかけの飲み物を手渡してくれたら最高だろうなぁいくらでも頑張れるよ] という気持ち悪い妄想にはしりはじめました。
もういろいろと重症です。
さらにしばらく歩きましたが一向にゴールが見えてきません。
ここまで来たら滝の音が聞こえてきて、少し進むと念願の出口がありました。
ようやく長い長い山登りが終わったのです。
しんどかったよ(/_;)
とりあえずまずは水分を補給すべく、相棒を置かせてもらっているお店に疲弊して棒のようになっている足に鞭打って向かいます。
ちょうどお昼時だったので昼ごはんにします。
山菜そばとソーダ水を注文しました。
言うまでもなくソーダ水は速攻で飲み干しました。最高においしかったです。
素朴な疑問ですがソーダ水って緑色なんでしたっけ?あんまり飲んだことないからよくわかりませんが。
そばもおいしかったです。
食後のデザートのバニラ×キャラメルアイスです。コーンの下の方までアイスが入っていたのでなんだか得した気分です。
私の生息地はここから遠いので帰るのも時間がかかります。
そろそろ帰るとしますか。
お待たせ相棒!
帰りもよろしく。
私はバイク乗りのくせに全然道を知りません。
なのでここにはナビを使って来ました。
タンクバックを少し前に買ったのですが、これがなかなか便利です。
強力な磁石でタンクに固定するバックです。スピードを出しても全然ずれたりしません。
一応命綱みたいなヒモもついてるので安心です。
ナビは家に転がっていた車用のナビです。
そして袋田の滝をあとにし、長い旅路の始まりです。
30キロ程走ったらナビの電池がなくなりうんともすんとも言わなくなったので、その後数時間の道のりは自分の記憶(世界一頼りにならない)と道路標識を頼りになんとか帰り着きました。
てなわけでかなり長くなりましたが、今回はこれで終わりです。
また連休があればぼっちツーリングしたいと思います。
それではまた次回(^o^)/
もう、しばらく山登りしたくない・・・。